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薪の準備

来年の薪の準備です。薪は最低1年は乾燥させないといけません。乾燥していないと火の付きが悪く、煙突が詰まりやすくなります。今まで「斧」で割っていましたが、量が多くなってきたのと安全性を考慮し「薪割機」の購入を検討していました。写真の「電動薪割機」は試しに農機店から借りている能力4.5tonのものです。たまに割れないものがあり、この上の機種で7tonのものが良さそうです。


薪ストーブ

今我が家のメインの暖房は薪ストーブです。北海道小樽市の新保製作所 http://www.maki-stove.jp/ のストーブを使っています。薪ストーブを使い始めると、その圧倒的な暖かさに、もう石油ストーブには戻れません。上で煮炊きも出来るし、お餅やお芋、魚でも焼けます。一般的に薪ストーブを使う上で最も労力を要するのは、何と言っても「薪」の確保でしょう。私の場合、導入以前は自分の山の木を使おうと思っていました。実際に設置したところ、友達や知り合いの果樹農家から、梨・柿・杉・檜・雑木などが出たから持って行ってと声を掛けられ、それだけで殆どまかなえています。木はまず生の内にチェーンソーで「玉切り」し、斧や薪割機で割ります。生でないと切るのも割るのも難しいのです。野菜等も水々しい新鮮な内なら包丁で簡単に切れますが、水分が抜けたものは切りにくいのと一緒です。割った薪は、雨の当たらない風通しの良い所で、最低1年間は保管し水分を抜きます。我が家では昨年作った薪を今使いながら、新しい薪を準備しています。


麦踏み

この時期麦は霜で根が浮くのと、雑草対策のため麦踏みを行います。麦踏みをすることにより株の分けつが促進されます。同時に土寄せを行う事により雑草を抑える事も出来ます。また、麦は水はけが良くないと、根腐れを起こすので水はけを良くする目的もあります。私が使っている機械は今は製造されていませんが、オーレックの「オートカルチ」と言う機械です。この機械は麦の管理作業に特化した機械で、麦の土掛けは質の高い作業が行えます。この機械は約20年以上使っていますが、まだまだしっかりしていて、昔の機械の耐久性には素晴らしいものがあります。農業機械の場合、車と違って軽ければ良いと言うものでもなく、作業を安定して行うにはある程度の「質量」が必要です。今の軽く小さな機械も良い所はありますが、大きく重い昔の機械、私は好きです。


有機農業の祭典

第20回 「火の国九州・山口有機農業の祭典」が長崎県雲仙市でありました。たくさんの方が参加されました。生物多様性の重要性、農薬使用による稲ウンカの抵抗性獲得等様々な話を聞くことが出来ました。2日目の現地見学会では、数十年種を採り続け「我が子」の様な野菜を作り続けてある岩崎さんの畑を見学し、改めて「種採り」の重要性を確認しました。来年の祭典は宮崎で、楽しみです。


佐義長

佐義長(さぎちょう)をしました。地元では方言で「さぎっちょ」と言います。地元の広場に孟宗竹で骨組みを作り、中に芯となる藁や薪を入れ周りにも竹を置きます。家々から門松や注連縄、書き初めを持って来て火を点け、燃えた残り火で鏡餅を焼いて食べると、その年の厄が払えると言います。焼いた餅はきな粉や醤油で頂きました。佐義長の準備は地元の青年部?「持展会」(じてんかい)が行います。持展会は35年前に私の地元、持丸(もちまる)を発展させる会として、若者を中心に出来ました。持展会は大鍋でおでん、竹でかっぽ酒を作り、終わりの火の始末までを行います。この様な行事の時は、やはり子供がたくさん来ないと盛り上がりませんが、私の地区も近年子供が少なく、寂しい状況です。