バックナンバー 2013年 5月

苗広げ

段積みしていた苗が発芽し、程良く伸びてきたので広げることにしました。ある程度根が張っているので、持ち運びにそれほど神経使わずに済みます。

広げたら黒い「ラブシート」を掛けます。ラブシートは保温や日焼け予防、鳥害の防止に効果があります。茎がマッチの軸位の大きさになれば取ります。


籾種蒔き

籾種は前日の午後、袋ごと水を切っていたものを夕方にハウス内に広げて、生乾きにしておきます。水分が多いと播種機でうまく蒔けません。

播種機は空の「苗箱」→「床土」→「散水」→「播種」→「覆土」を一度に行います。

出来上がった「苗箱」は一輪車に載せ、段積みするパレットまで運びます。

元々播種した苗箱をそのまま広げていましたが、苗箱に付いている「種」をスズメやカラスが食べに来てその対応が大変でした。数年前に悪天候の為広げられず、仕方なく段積みして発芽させ広げた所、鳥の害が殆ど無く、以後この方法を取っています。発芽して茎が伸びた後は種が見えにくくなるからだと思われます。また、この方法は昔から行われてきたものでもあり、それぞれ一長一短ありますが今後もこの方法でやろうと思います。


梅収穫

梅干用の梅を収穫しました。収穫方法は、木の下にブルーシートを敷き、梅を次々に落としていきます。落とした梅をシートの上で集めます。この方法が効率よく収穫出来ます。梅はある程度熟していないと美味しくありませんが、熟し過ぎた梅は梅干として漬ける過程で破れたり、潰れたりするので収穫時期の見極めが重要です。収穫した梅は、①選別して良い梅と悪い梅、ゴミ等を取り除きます。②水で洗い桶に梅と塩を入れ、梅の汁を出します。③梅と梅汁を分け、梅を干します。④梅汁とシソを混ぜると、鮮やかな梅干の赤色が出ます。⑤この汁とシソを干した梅と共に瓶に入れれば梅干が出来上がります。


籾種の準備

田植えに向け籾種の準備を行います。

まず塩水で比重の重い種を選別する「塩水選」を行い、充実した種を選びます。

塩水選後は水で十分水洗いを行い、塩分を抜いておかないといけません。

水洗いした種は品種別にメッシュの袋に詰めます。今年の籾種は全部で130kg。黄色(ヒノヒカリ)が多く、青色(夢つくし)は僅かです。赤色はもち米です。

袋詰めした籾種を水に漬け、芽出し(発芽)させます。水には種を健康的に育てる為に「竹酢酢」と「EM菌」を入れ、1日1回交換します。

水を交換する時に、上下の種を入れ替えて全体的な温度(積算温度)のばらつきを抑え、発芽を揃えます。


苗定植

苗を定植しました。一つは「ときわ地這キュウリ」その名の通り、ネット不要のキュウリです。もう何年も作っていますが、美味しいです。

もう一つが初めて作る「バナナウリ」。種苗交換会で分けて頂いた種から育てています。まくわ瓜の一種かと思われます。どんな味がするのか楽しみです。