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きな粉

今日はきな粉を作りました。まず大豆を①「焙烙」(ほうろく)言う鍋で炒ります。②冷めたら製粉機で粉にします。③「通し」(写真)で振るいにかけ、異物等を取り除きます。④計量し袋詰め、ラベルを貼って出荷します。きな粉作りでのポイントは「炒り方」と「製粉機」でしょう。炒り方が少ないと香ばしさがなくなります。また、製粉がきちんと出来ないと口当たりが悪くなり、味が落ちます。以前自宅で製粉しようと機械を買いましたがうまく加工できませんでした。現在炒るのは自宅ですが製粉は業者の業務用製粉機で加工してもらっています。我が家のきな粉は一般的な市販品に比べると、加工したその日にお店に出せる為、鮮度が高く特に香ばしさが高く香りが良いと言われます。


彼岸花

この時期、田の畦や土手に彼岸花が咲きます。草刈をする場合、私も含め殆どの人が彼岸花は切らずに残しておきます。その姿形は、農作業中に一時の癒しを与えてくれます。彼岸花には全草有毒ですが、加工すれば食用にも薬にもなります。昔から田の畔に植えられているのは、救荒時の食用やその毒性による畔を崩すネズミ、モグラ、虫の忌避が目的だったらしいです。


工場公開

今日は八女郡広川町の農業・緑化機会メーカー「オーレック」の工場公開日でした。今年で2回目で、私は1回目も参加しました。我が家では田んぼの畦草刈にこのメーカーの畦草刈機「ウイングモアー」が活躍しています。工場見学、合鴨レースや水ヨーヨー釣り、ブドウの重量当てクイズ、乗用草刈機の試乗等大人から子供まで楽しめました。


ジャンボタニシ

私は肥料・農薬を使用していないので、田んぼの除草は「ジャンボタニシ」で行っています。ジャンボタニシは通称で本当は「スクミリンゴガイ」と言います。写真はタニシとその卵です。元々1981年に食用で入って来た外来種ですが、あまり美味しくなかったらしく(私は食べた事が無い)食用として普及せず廃棄されました。これが田んぼで繁殖し田植え後の若い苗を食害し、害虫として扱われてきました。しかし、若苗を食べる性質を利用し、雑草を優先的に食べさせて田んぼの除草に利用出来ます。ポイントは田植え前の「代掻き」と田植え後の「水管理」。ジャンボタニシは水深が体の大きさより深いと、浮力を利用して早いスピードで移動し次々に稲の苗を食べます。従って田植え後は浅い水深を維持し苗の生長に伴って徐々に推進を深くしていきます。また、田んぼの均平がとれていないと浅水の管理が出来ないので、食害に遭いやすくなります。今年はかなりうまい具合にコントロール出来、雑草を抑える事が出来ました。


種苗交換会

佐賀県鹿島市、自然の館「ひらたに」で種苗交換会がありました。これは九州・山口で種の自家採取を行っている方が集まり、お互い持ち寄った種の説明、交換を行うものです。皆さんそれぞれに大切に育てた野菜の種。私は地這えトマト「なつのこま」と「粟中うり」を持って行きました。