バックナンバー 2013年 10月

さつま芋の貯蔵

さつま芋を貯蔵しました。日本での収穫時期は10月なのでどんどん寒くなります。さつま芋は熱帯地方が原産なので低温に弱く高湿度を好みます。12度以下のなると腐っていきます。保存適温は13度~15°。従ってある程度の温度と湿度が確保出来る場所に保管する必要があります。地上では温度の管理に何らかのエネルギーを使わなければなりませんが、地中であれば温度と湿度の両方が満たされます。我が家では苗用のハウス内に穴を掘り、まず籾殻を敷き、一空きの米袋に入れた芋を品種と大きさに分け、その上にまた籾殻を敷き詰めます。大きめの芋は「種芋」として取っておきます。これだ真冬でも心配なく保管できます。


籾摺り

今年はもち米もウンカの被害に遭い、お正月のお餅が食べられるか心配していましたが、何とか収穫出来ました。ハウスで干していましたが、乾燥出来たので近所の精米所で籾摺りしてもらいました。収量は大したことありませんでしたが、自家用としては十分です。このもち米は数年前の有機農業の祭典での種苗交換会で分けて頂いた「羽二重餅」と言うもち米で、非常に美味しいです。


芋掘り

さつま芋を掘りました。掘り方ですが、まず蔓を切り圃場外に出します。次に芋を植えている畝を、芋に当たらぬよう注意深く掘ります。蔓に付いた芋をハサミで切り、大中小に分けます。大と中は保管しますが、小は大鍋で煮て鶏の餌にします。今年は雨が少なかったせいか、大きな芋が少ないです。大豆同様小雨で途中枯れ始めた為、栽培期間中にスプリンクラーで2回潅水しました。今年作った品種は、「紅はるか」と近所の方から分けてもらった、品種不明のもの。収穫後はハウス内で少し乾燥させた後、寒さ対策のため地中に掘った穴に籾殻と共に埋めます。これを必要な時に掘り返します。家では焼き芋、ふかし芋、ぶた汁等に使います。真冬に薪ストーブで焼いた焼き芋はかなり美味しいです。


胡麻

胡麻を干しました。胡麻は収穫後の調整に手間がかかります。殆ど人手でゴミや石等を取り除いた後、水洗いして干します。自家用と少量販売しています。自家用としては、胡麻塩を作りほぼ毎日食べています。また、炒った胡麻を法蓮草のお浸し等に掛けて食べています。日本の胡麻の自給率はビックリの0.1%。栽培は比較的簡単なのですが、その後手間が掛かるので、大量には作れません。我が家では自家用として50年位作っています。


鶏が大きな卵を産みました。通常の大きさは60g~70gが平均ですが、たまに巨大な卵を産みます。写真のは92gなので約1.5倍の大きさで、ズッシリとしています。大きめの卵は古鶏が生みやすく、また黄身が2個入っている場合が多いです。小さい卵や大きな卵は販売には向かないので、主に自家消費しています。