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餅つき

今年も餅をつきました。量は1斗6升で8臼分です。我が家の餅つきは毎年12月30日と決まっています。私の地区は30日が多い様に感じます。ただし、30日でないといけないと言う理由はなく、自然にそうなったようです。ついたお餅は鏡餅や、小餅は餅切り器で同じ大きさに切った後手で丸めます。その後冷めたらビニール袋に入れ、冷凍庫で保存すれば、いつでも美味しいお餅が食べられます。この餅米は5年前にあった「火の国 九州・山口有機農業の祭典」の山口で分けて頂いた「羽二重餅」。仲間で大事に育てています。大変美味しい餅です。


渋柿

干し柿用の渋柿を収穫しました。渋柿は私の地域では「おたね柿」と言います。収穫した柿は、枝をT字に揃え皮を剥き、細めの縄に通し寒風にさらし干します。この時期、妙に暖かかったり風が当たらなかったりするとカビが生えてしまいます。また、途中柿を揉む作業を2~3回行い、全体に柔らかくなる様にしないと、美味しい干し柿になりません。干し柿は、早く食べると柔らかく、時間が経てば経つほど固くなります。ですから、干した時間の経過で色んな食感が楽しめます。キムチも同様に、早めに食べるのと時間が経って食べるのとでは、発酵の具合で味が変わります。これと同じですね。


大豆収穫

今年は干ばつで、栽培途中急遽水を入れたりしましたが、無事収穫する事が出来ました。収穫後は、ハウスの中にビニールシートと「ネコダ」と言う藁で編んだ敷物を敷き、その上で天日乾燥します。乾燥時の水分率は15%以下にします。乾燥後は①「通し」と言う網を通して、大と小に選別。②選別した大豆を更に目視で「紫斑病」「割れ」「異物」の除去を行う。③安全な場所へ保管通常この作業は、カントリーエレベーター等で一括して行いますが、我が家にはこの様な設備が無いので全て手作業。大変ですが、最初から最後まで人の目で見て行うので、仕上がりは綺麗な大豆が出来ます。また、天日乾燥もお日様のエネルギーを使っていて、ある意味贅沢です。


さつま芋

さつま芋を収穫しました。品種は「紅はるか」「高系14号」「安納芋」問題はこれをいかに上手く保存出来るかです。さつま芋は「低温」と「乾燥」に弱いので、これらを避けられる場所で保存します。今まで色々と試しましたが、現在は野菜苗の育苗ハウスの一角に穴を掘り、埋ける事に落ち着いています。地温は年間を通じて一定温度(15°~18°)で安定しているので、天然の保管庫になります。品種ごとに一空きの米袋に大中小に分け、籾殻を敷いた穴に埋け、上から籾殻を掛けます。更にその上に、藁束を載せゴザを掛けます。後は都度掘り返して出荷します。


稲刈り

ヒノヒカリの稲刈りが始まりました。今年は全般的に雑草もうまく抑えられ、出来もまずまずでした。農作業が効率的に出来るかどうかは、機械の調子次第。今年は早生の「夢つくし」の時から、度々異常を知らせる警告灯が点灯し作業が中断。結局、部品(制御のモーター)とセンサーの不具合でした。刃の摩耗とかチェーンの伸び等目で見て分かるのなら事前の予防も出来るけど、見て分からない不具合は困りもの。農業機械の中でも、コンバインは「刈取り」「脱穀」「選別」を同時進行でまとめて処理しているので複雑。人間も大変だけど機械も大変です。お疲れ様。