バックナンバー 2013年 4月

春ヒナ入れ

春雛を入れました。ヒナは通常、春と秋の年2回入れますが、春はまだ朝晩の気温が低いので管理に気を使います。初生ヒナは特に寒さに弱いので保温が重要です。普通生まれたてのヒナは母親鶏が温めてくれるので、それを人工的に管理しなければなりません。最初の1週間無事に過ごせれば、大体大丈夫です。今までイタチやテン、蛇等の小動物からやられた事もあります。飲水器が倒れて下敷きになった事もありますが、飼育部屋の作りや飼育法を工夫しかなり防げる様になりました。これからの季節、特に蛇に気をつけなければなりません。無事に育ってほしいものです。このヒヨコが卵を産み始めるのは6ヶ月後です。


部屋替え

鶏舎には4部屋ありますが、通常使っているのは3部屋のみ。1部屋は古鶏を淘汰した後、床を掃除してからの入れ替えに使用します。綺麗に掃除された網や巣箱、床に入れた新しい籾殻がシャラシャラと音を立て、鶏も気持ちが良い様です。家畜も人間同様「生き物」なので気持ち良く過ごしたいはずです。1部屋の大きさは2間×3間で、計算上最大60羽まで飼えますが密飼いを避け、50羽以下で飼うようにしています。


高菜漬け

一度漬けていた高菜を漬け直します。かさのあった高菜も、ごらんの通り重石でぺしゃんこになって、最初の半分位になっています。これを別の桶にまとめます。この時若干の塩と適量の唐辛子を入れます。塩は天然の海水塩を使い、唐辛子は昨年収穫したものです。今年は200kg弱漬けました。漬物は材料に対する塩の量など人によってそれぞれ決まったものがあるようですが、重石の重さやその年の天気によっても微調整しなければならない、ほとんど職人技のようなものです。これらをマニュアル化するのはかなり難しいと思われます。今の所、物を漬けるのは母がやっていますが、私も少しずつ覚えて行かなければなりません。普通にスーパーで売っている漬物はかなり短時間で出来ているのですが、本当の漬物って「手間」と「時間」が掛かるものなのです。