ジャンボタニシ

私は肥料・農薬を使用していないので、田んぼの除草は「ジャンボタニシ」で行っています。ジャンボタニシは通称で本当は「スクミリンゴガイ」と言います。写真はタニシとその卵です。元々1981年に食用で入って来た外来種ですが、あまり美味しくなかったらしく(私は食べた事が無い)食用として普及せず廃棄されました。これが田んぼで繁殖し田植え後の若い苗を食害し、害虫として扱われてきました。しかし、若苗を食べる性質を利用し、雑草を優先的に食べさせて田んぼの除草に利用出来ます。ポイントは田植え前の「代掻き」と田植え後の「水管理」。ジャンボタニシは水深が体の大きさより深いと、浮力を利用して早いスピードで移動し次々に稲の苗を食べます。従って田植え後は浅い水深を維持し苗の生長に伴って徐々に推進を深くしていきます。また、田んぼの均平がとれていないと浅水の管理が出来ないので、食害に遭いやすくなります。今年はかなりうまい具合にコントロール出来、雑草を抑える事が出来ました。




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